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原因 [編集] 出血 外科的・外傷・腹腔臓器出血・消化管出血等が主原因。急速な出血(1/3程度以上)のため循環血液量が減少し、十分な血圧が保てなくなった為にショックに陥る。慢性的な出血の場合は代償的に組織から水分が血管内に流入するためショックとはならず貧血になる。治療は、急速な輸液、あわせて輸血を行う。 熱傷 重症熱傷の際、毛細血管の浸透性が亢進して血漿が組織へ流出してしまい、細胞外液が致命的に不足する為にショックに陥る。急速輸液と、血漿成分の輸血を要する。輸血に関しては、初期から輸血してもすぐ流出しまうため、超急性期を過ぎてから行う場合も多い。また、日射・熱射病による損失でもショックは起こりうる。 重症感染症(敗血症) 細菌の全身感染症によって起こる細菌性ショックと、ある一定の細菌(グラム陰性菌)が放出する菌体毒素(エンドトキシン)によるエンドトキシンショックに分類される。エンドトキシンショックは毒素によって血管平滑筋が麻痺して末梢血管抵抗が低下し、静脈還流が減少するためにショックにいたる。有効な抗生物質を投与し、大量輸液を要する。 心不全 心筋梗塞等で心機能が低下しているために、十分な血流を保てず、ショックに陥る。原因がうっ血性心不全である場合は利尿剤を投与する。ジギタリス等の強心剤は心機能低下を一時的に改善できる可能性があるが、長期予後はむしろ悪い。
検査
血圧 収縮期血圧80~60mmHg以下(ただし頭蓋内出血の場合は正常範囲) 中心静脈圧 5cmH2O以下では循環血液量の減少を見る。また、12~15cmH2Oでは右心不全を疑う。 心電図 心原性を疑う場合に用いる。(不整脈、心筋梗塞等) 白血球数 感染症性の場合に増加する。 血小板数 ショックに伴うDICで減少する。 動脈血pH ショックによる代謝性アシドーシス確認のため。 尿量 乏尿(30ml/h以下)の場合、ショックの指標の一つとなる。
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